Software AG は、webMethods.io Integration 11.0 のリリースを発表しました。
詳細はリリースに関するドキュメントをご覧ください。
目次
リリースのハイライト :
メリット
- どこでも開発 : Web ツール、または Service Designer (オフライン) を使用して統合環境を開発します。
- どこにでもデプロイ : お好みの環境に統合を実現できます。
- お客様独自のパッケージを利用可能 : webMethods は、既存のお客様のパッケージを活用し、新たな統合プラットフォームとして利用できるようになります。
- ハイブリッド接続 : クラウド プロバイダー、オンプレミス、地域間を問わず、単一の制御ポイントでオーケストレーションできます。
- 制御プレーン : クラウド、プライベート クラウド、またはオンプレミス データ センターを問わず、すべてのランタイム環境を統合ビューで表示できます。
- 軽快な操作感 : シングルクリックのデプロイで、必要なときに必要なだけ、テスト、開発などの新しい環境を作成できます。
- セルフ登録 : ランタイムを登録し、webMethods.io Integrationのテナントにセキュアに接続すると、ローカルでの設定が不要になります。
- セルフプロビジョニング : 必要に応じてランタイムを動的に行い、統合と接続の変更に対応します。
- オーケストレーション : ゼロコードで統合環境を即座に構築し、ワークフローを用いて、利用可能な webMethods.io Edge Runtime 上でサービスをデプロイし実行します。
- 接続性 : アダプターと CloudStreams コネクタを任意のランタイムにデプロイし、ワークフロー オーケストレーションを用いてデプロイ プロセスを自動化および合理化します。
- 監視 : webMethods.io End-to-End Monitoring を用いて、ネットワーク トポロジに関係なく、統合パフォーマンスを最初から最後まで追跡し、管理できます。
注意 : これらの機能はデフォルトでは使用できません。詳細については、営業担当者までお問い合わせください。
トリガーとなるポーリング間隔のカスタマイズ
[ポーリング間隔 (Polling interval)] フィールドで適切な間隔を選択して、トリガーのポーリング間隔をカスタマイズできるようになりました。以前のリリースでは、ポーリング間隔は 5 分で、間隔のカスタマイズには対応していませんでした。
プライベート API、Webhook、サービスの管理
API、Webhook、およびサービスの呼び出しにプライベートとしてフラグを付けられるようになり、テナントのネットワーク内で実行されている他の webMethods コンポーネントからのみ使用できます。たとえば、API Gateway を使用すると、これらの資産をインターネット上にさらしてしまうことなく、その資産へのアクセスを保護できます。
API: REST API および SOAP API は、API の作成または変更時に、[アクセス (Access)] オプションを有効にすることで、プライベートとしてマークできます。API がプライベートとしてマークされると、外部 API 呼び出し URL が変更されて、プライベート ラベルが組み込まれます。続きを読む
フロー サービス : [プライベート呼び出しを有効にする (Enable private invocation)] オプションを有効にすることで、個々のフロー サービスをプライベートとしてマークできます。続きを読む
Webhook: Webhook の作成または変更時に、 [プライベート Webhook (Private Webhook)] オプションを有効にすることで、Webhook をプライベートとしてマークできます。Webhook がプライベートとしてマークされると、API Gateway からのみアクセスできるようになります。この機能は、有料プランのテナントのみが利用できます。続きを読む
リスナーと Webhook の再編成
リリース 11.0 からは、[プロジェクト (Projects)] セクションの [イベント (Events)] で、リスナー (Listeners) と Webhooks 機能が利用できるようになりました。
インサイトの機能強化
ワークフロー サービスとフロー サービスの両方のインサイト機能に新たに追加された [レポート (Reports)] セクションを使用すると、指定した期間のトランザクションと実行回数のレポートを利用でき、ダウンロードできるようになりました。
メッセージング サービスのキューとトピックの機能強化
プロジェクト全体で作成したキューとトピックを共有としてマークすることで、メッセージを公開および消費できるようになりました。このため、プロジェクト間で密結合することなくコラボレーションが可能になります。
監視ページの機能強化
カスタム コンテキスト ID に基づいてワークフローをフィルタリングできるようになりました。これらの識別子は、ワークフロー内の [Context Id の設定(Set Context Id)] を使用して設定し、注文 ID、顧客名などの値を割り当てられます。
REST コネクタ用の OAuth 2.0 (JWT クライアント アサーション フロー)
セキュアな方法で REST エンドポイントに接続するために、OAuth 2.0 (JWT クライアント アサーション フロー) という新しい認証方法が導入されました。この方法を利用すると、クライアントがデジタル署名された JWT アサーションを作成できるようにすることで、OAuth 2.0 を利用するバックエンドのアクセス トークンを生成できます。
さらに、OAuth 2.0 (JWT クライアント アサーション フロー) の認証方法を選択すると表示される [フィールドを追加する (Add field)] ボタンをクリックすることで、カスタム フィールドを加えることもできます。これらのカスタム フィールドは、REST コネクタのアカウントを作成する際に、[アカウントを追加する (Add Account)] ウィンドウに表示されます。
注意 : 現在、webMethods.io Integration は、Microsoft のエンドポイントに限定してこの認証方法に対応しています。
新たなプロジェクト API
次の新たな API が、プロジェクト API(Project APIs) ドメインに導入されました。
エクスポート : プロジェクトと有効な資産を zip ファイルにエクスポートできます。
インポート : 他のテナントがエクスポートしたプロジェクトを、自分のテナントにインポートできます。
トークンの管理ページの変更点
[設定 (Settings)] > [OAuth2.0] にある [トークンの管理 (Token Management)] ページは、セキュリティの脆弱性に対応すべく改変されました。[トークンを利用する (Access Token)] と [トークンを更新する (Refresh Token)] カラムが非表示になり、他のユーザーがトークンにアクセスしたり閲覧したりできなくなりました。
新しいフリープランでは、[メールを送信 (Send email)] アクションが削除されます。
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