
本記事は Kong Blog の記事を翻訳し転載しています。

Marco Palladino
CTO 兼Co-Founder
Kong Insomnia の新機能や改善点を盛り込んだリリースを発表しました。次のサイト (https://insomnia.rest/download) からダウンロード可能な最新のバージョンにアップデートされることをお奨めします。
After-response scripting
After-Response Scripting をリリースしました。既存の Pre-Request Scripting と組み合わせることで、リクエスト送信前とレスポンス受信後の両方でカスタム動作を記述できます。

After-Response Scripting を使用すると、コレクション内にテストを記述して、レスポンスが期待される出力と一致することを確認したり、マルチリクエストのオーケストレーションを構築して、コレクション変数とグローバル環境変数の両方に新しい値を設定できるようになりました。これは、OAuth などの複雑な認証フローの場合に特に便利です。
グローバル環境
ついに、 Insomnia に複数のコレクションで利用できるグローバル環境が搭載されました。Pre-Request Scripting や After-Response Scripting で利用いただけます。グローバル環境は必要なだけ作成でき、1 つだけに制限されることはありません。また、ローカル コンピュータに保存するか、Cloud Sync や Git Sync を利用して共有するのか (プロジェクトのストレージ設定に応じて) 選択することができます。
グローバル環境には、その中にプライベートなローカル環境を作成する機能も備わっています。そのため、たとえグローバル環境ファイル全体が Cloud Sync や Git Sync を有効にして作成されたとしても、ローカル コンピュータの外部で共有されることはありません。この機能によって、共同作業のためにエクスポートするデータをさらに細かく制御できます。

グローバル環境を使用するために、ダッシュボードから簡単にアクセスできるコレクション、設計ドキュメント、モックと並んで、新しいファイル「Environments」タイプが作成されました。

そして、コレクションレベルおよびフォルダーレベルの環境変数に加えて、コレクション内に 1 つまたは複数のグローバル環境を適用できます。

フォルダレベル設定、パスフレーズ レスなど
コレクション内でフォルダレベルの認証、環境、ヘッダー、スクリプトを設定できるようになりました。これにより、コレクション内のリクエストのグループ化をさらに細かく制御し、いつでもより適切な動作を決定できます。この機能を使用するには、設定するフォルダをクリックするだけです。
この新しいリリースでは、パフォーマンスの改善と機能強化を数多く行いました。また、E2EE(エンドツーエンド暗号化)を利用したくない場合や、Insomnia を使用するたびにパスフレーズの入力を求められたくない場合は、オプションでパスフレーズを無効にすることもできるようになりました。

Kong では、Insomnia のイノベーションとリリースの姿勢を非常に高く維持しており、今後の新しいバージョンではさらにエキサイティングな機能をご期待ください。
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