【 HERE 】アマゾン・ロケーション・サービスのHEREマップ

2022.12.07 HERE翻訳記事

Amazon Location Serviceについて
HEREが提供する5種類の地図スタイル

Amazon Location Serviceについて

Amazon Location Serviceは、開発者がデータ品質、ユーザープライバシー、コストに妥協することなく、簡単かつ安全にマップ、ポイントオブインタレスト、ジオコーディング、ルーティング、トラッキング、ジオフェンシングをアプリケーションに追加できるようにするフルマネージドサービスです。Amazon Location Serviceを使用すると、位置情報を管理できるため、プライバシーを保護し、企業のセキュリティリスクを低減できます。Amazon Location Serviceは、高品質のロケーションベースサービスデータプロバイダー（EsriおよびHERE）に一貫したAPIを提供し、すべて1つのAWSコンソールで管理します。

HEREが提供する5種類の地図スタイル

HEREは、Amazon Location Serviceにマップレンダリング、ジオコーディング、検索、ルーティングを提供し、地理的な境界を横断するグローバルカバレッジとローカルフレーバーを備えています。HEREのロケーションデータを選択することで、AWSクラウド上でネイティブに展開される正確で新鮮、かつ堅牢なデータを選択することができます。HEREベクトルタイルサービスは、軽量なアプリケーションのニーズに対応しつつ、ベクトルタイルのスタイルをカスタマイズすることが可能です。つまり、AWSのお客様は、ジオメトリ、ラベル、および地図を描くためにレンダラーに渡されるその他のデータを含む配信フォーマットを通じて、HEREまたは任意のサードパーティレンダリングエンジンを活用し、お好みの地図を作成することができます。さらに、お客様は、現在利用可能な新鮮で高品質な地図コンテンツの恩恵を受けることができます。HERE Mapは、世界中で1日平均500万件以上の更新を受け、現実の最も正確な指標を維持しながら、900以上の地図属性を提供するために徹底的に検証されています。

Amazon Location Serviceは、3月と10月にベースとなる地図サービスを追加したことにより、アプリケーションにおけるインタラクティブマップの幅広いユースケースに対応するため、合計11種類の地図スタイルを持つようになりました。そのうち、HERE Technologiesが提供している5種類の地図スタイルを紹介します。

HEREコントラスト

3Dと2Dレンダリングを融合させた詳細な世界地図ベースマップです。ハイコントラストなストリートマップには、高速道路、幹線道路、細街路、鉄道、水辺、都市、公園、ランドマーク、建物の足跡、行政の境界線などが含まれています。

HERE Explore

詳細で中立的なベースとなる世界地図です。ストリートマップには、高速道路、主要道路、小道、鉄道、水辺、都市、公園、ランドマーク、建物の足跡、行政の境界線が含まれています。フルデザインの日本地図も収録。

HERE Explore Truck

詳細で中立的な世界のベースマップです。ストリートマップは、HERE Exploreスタイルの上に構築され、輸送や物流におけるユースケースをサポートするために、トラックの制限や属性（幅、高さ、HAZMATなど）をシンボルとアイコンで強調します。

HERE Imagery

HERE Imageryは、全世界をカバーする高解像度の衛星画像を提供しています。

HERE ハイブリッド

HERE Hybridスタイルは、衛星画像上に道路網、道路名、都市ラベルを表示します。このスタイルは、地図のレンダリングに必要なラスタータイルとベクタータイルの両方を自動的に取得します。

MapLibre GL JS、Amazon Location Service、AWS Amplifyを使用して構築した上記のデモアプリケーションを使用して、これらのマップスタイルをすべて調べることができます。このアプリケーションは、このAmazon Locationサンプルの上に拡張されています。この例の完全なウォークスルーについては、クイックスタートガイドを参照してください。

サンプルに加えたカスタマイズの詳細

Amazon Locationコンソールの「マップ」ページで、HEREのマップスタイルを新たに作成しました。

HTMLページ内に、各マップスタイルに対応したボタンを新設しました。

<html>
....
        <h2>Select HERE map styles</h2>
        <button id="change" onclick="changeMapJapan()">HERE Explore - Japan<img src="here_explore.png"></button>
        <button id="change" onclick="changeMapLA()">HERE Explore Truck - LA<img src="here_explore_truck.png"></button>
        <button id="change" onclick="changeMapBerlin()">HERE Contrast - Berlin<img src="here_contrast.png"></button>
        <button id="change" onclick="changeMapImagery()">HERE Imagery<img src="here_imagery.jpg"></button>
        <button id="change" onclick="changeMapHybrid()">HERE Hybrid<img src="here_hybrid.jpg"></button>
.....
</html>

Javascriptファイルに、各ボタンのクリックイベントを処理するための新しい関数を追加しました。

function changeMapJapan(){
  mapName = "here.explore";
  lat = 35.68026;
  lng = 139.76744;
  zoom = 17;
  main();
}

このデモアプリケーションを利用して、HERE Technologiesが提供するAmazon Locationサービスのすべてのマップスタイルに触れていただければと思います。次に、デモアプリケーションのサイドパネルにあるように、Place Indexes（逆ジオコーディング）について説明します。

原文：HERE Maps on Amazon Location Service
著者：Erwin Soekianto

製品詳細

Location Platform Here #エンタープライズ#オープンソース5G、IoT、AI等の新しい技術と組み合わせることにより、急速に用途が拡大しているデジタル地図、位置情報データと、関連するテクノロジープラットフォームをワールドワイドに提供するソリューションです。サイオスではお客様の『APIエコシステム』をデザインする上で、HEREの持つ情報、機能を活用してお客様のより直接的なニーズをサポートいたします。

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