本記事はGrafana Labs blog の記事を翻訳し転載しています
Sean Carolan 2024年12月26日
ローデータの山を前にして、「これらをどのように理解すればいいのだろう」と途方に暮れたことはありませんか？ そこでGrafanaの出番です。データをグラフやその他の視覚化タイプのパネルで美しいダッシュボードに変換します。
このブログ記事は、Grafanaを初めて使用するユーザーを対象としており、Grafanaでデータを視覚に訴えたダッシュボードに変換する方法の具体例を紹介します。これを実現するために、Grafana Cloud を使用して無料の天気ダッシュボードを構築します。(Grafana Cloudアカウントをまだお持ちでない場合も、ご心配なく。今すぐ登録できる永久無料プランがあります。)
Grafana と Grafana Cloudの概要
Grafana は、データの保存場所にかかわらず、データを収集、関連付け、可視化を可能にするオープンソース ソリューションです。これは、Grafanaが膨大な数のデータソースをサポートし、サーバーの状態や、子供の家事の完了を監視するなど、幅広いユースケースに対応しているためです。
2013年にオープンソース プロジェクトとして登場したGrafanaは、世界中で2,500万人以上のユーザーからなる活発なコミュニティを持つまでに成長しました。(注：Grafanaの起源と進化についてもっと知りたい方は、ドキュメンタリー「The Story of Grafana」をご覧ください)
一方、Grafana Cloudは、Grafana LGTM(ログ管理のLoki、可視化のGrafana、トレース管理のTempo、メトリクス管理のMimir)スタックを搭載した、フルマネージドのクラウドホスト型オブザーバビリティ プラットフォームです。Grafana Cloudを使用して、無料の天気ダッシュボードを作成します。
Grafana Cloudでカスタムの天気ダッシュボードを作成する方法
それでは、Grafana Cloudを使って、JSONのローデータを天気予報ダッシュボードに変換する方法の例を説明します。所要時間は約30分です。作業が終われば、携帯電話からすぐに確認できる便利な天気予報ダッシュボードが表示されます。
ここでは、米国のすべての地域の詳細な予報情報を提供する米国国立気象局 の無料公開APIを使用します。米国外にお住まいの方は、OpenMeteo (ヨーロッパ) またはOpenWeatherMap (全世界) を使用して、地域の気象データを取得することができます。
以下は、JSON形式のデータを使用した天気APIの応答例です。
お役立ち情報が満載ですが、ほとんどの人は天気をチェックするためにJSONを読みたいとは思いません。そこで、Grafana Cloudダッシュボードが登場します。
このGrafana 用の Infinity データ ソース プラグインを使用して、JSON、CSV、XML、および GraphQL エンドポイントからのデータをクエリおよび視覚化できます (ほぼどこからでもデータを取り込むためのユニバーサル プラグインと考えてください)。このプラグインは、ダッシュボードの素材となる生の気象データを取得する方法です。
Grafana Cloud は、あなたがダッシュボードを開くたびに weather.gov API に接続し、結果を表として示します。
以下に、天気予報ダッシュボードを作成する手順を簡単にまとめました。詳細な手順については、GitHub のこのチュートリアルをご覧ください。
- Grafana Cloudにサインアップする：サインインプロバイダーのいずれかを使用するか、メールアドレスとパスワードでサインアップできます。
- Infinity データソースプラグインをインストールします。
- 事前設定された天気ダッシュボードのインポート : Grafana Cloudでは、他のユーザーが作成したダッシュボードをインポートできます。テキストをコピー＆ペーストできれば、ダッシュボードをインポートできます！
- National Weather Service APIを使用して地域の気象データに接続 : 地元の気象観測所を検索するには、経度と緯度に基づいて、選択した都市のNational Weather Serviceグリッドポイントを使用します。
- ダッシュボードを都市の名前でカスタマイズし、後で使用するためにブックマークしてください。この形式は、モバイルデバイスでの表示に最適化されています。
Grafana Cloud の冒険を始めましょう！
このエクササイズは、Grafana Cloud で実現できることのほんの小さな例の 1 つにすぎません。
詳細については、ブログ記事、技術文書、ウェビナー、クイックスタートガイドなどの Grafana Cloudリソースをご覧ください。また、ご質問がある場合は、当社のコミュニティ フォーラムまたはSlackにお問い合わせください。
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